いろいろな人と知り合いたい方は、異業種交流会の参加も選択肢に入れてはいかがでしょうか。
今の世の中は職業も枝分かれをして業種も増えています。
そして異業種交流会には様々な職業の方がいます。
そうした中、一般的には職業とはみられない「主婦」は、異業種交流には参加できないのでしょうか。
そんなことはない、と弊社は考え、主婦の方も参加できる会「みんぐる」を作りました。
むしろ、主婦の方こそ多様な人々と接する場に参加すべきでしょう。
その理由についてお伝えします。
コロナで会話が約6割減った
「DMM英会話」が20代~50代の485名を対象にインターネット調査を行い、コロナ禍前後の会話量と利用会話ツールの変化について調査したところ、約6割がコロナで会話が減ったと回答したそうです。
※参考「コロナ禍で約6割の人が会話量が減少。ストレス増加や笑いが減少するなどの弊害も」(イグナイト)
1日で話をする相手は何人いるでしょうか。
一人暮らしの人が家にいるだけなら、ゼロです。
家族がいれば家族の数だけ。
仕事に行く人は職場の人と話すかもしれません。
毎日、同じ人ばかりになりがちです。
「もっと多くの人と話したい」という時に、役立つキーワードとして職業を選んでみてはいかがでしょうか。
職業図鑑には450以上の仕事を掲載しています。
単純に仕事別に人と話すとしたら、450人と話ができることになります。
1つの会場で複数の人と話すのは効率がいいですね。
異業種交流会があればそこに行くだけでいいのです。
コロナで人と話すことが減った人、家族や職場以外の人と話したい、もっとたくさんのことを知りたい。
そのような人に異業種交流会はお勧めです。
主婦は平凡な人ですか?
話はしたいけれど、主婦は参加できなさそう。そう考える人がいるかもしれません。
「わたしは40代の主婦です」
この文章を読んで、皆さんはどんな人をイメージしますか。
平凡な人。どこにでもいる、とるに足らない存在。
あまりいいイメージが無かったかもしれません。
主婦について見かたを変えてみましょう。
例えば、家の中で最初に病気を告げられる人は母親だと思います。
母親は薬や病気に詳しくなると思います。
毎日食べるご飯に、財布にやさしい、栄養のある物を選ぼうとするなら、季節の野菜や果物の知識、財政管理に詳しくなるのではないでしょうか。
家事、育児だけではなく、教養、ファッションセンス、看護など様々な分野で知識や経験が求められます。
主婦がいなければ生活が成り立たたないほどです。
あるご主人は「妻が亡くなってはじめて、たくさんの仕事をしていたことに気がついた」そうです。
主婦という言葉には自虐的なイメージがつきものですが、主婦(特に母親)は子供たちの服や靴のサイズから、その日に必要な物まで用意できる人なのです。
女性の優しい笑顔と励ましの言葉がどれほど家族の支えとなっていることでしょう。
主婦の方はもっと自信を持つべきですし、価値あるスキルを学んでいることを忘れないようにと思います。
NPOな人々と主婦だった私
ここで、筆者の経験を少し書きます。
40代の頃、わたしは専業主婦をしていました。
家で夫としか話すことが無くて、そろそろパートでもしようかな、と思っていました。
そんな時、ハローワークの求人をきっかけにNPO法人で働くようになりました。
フリーペーパーを発行するNPO法人でしたので、自分を売り込むために面接で「日記を20年書いている」と自己アピールをしたのを憶えています。
原稿を書く時は文字数を決められるので、入ったばかりの頃は字数をずいぶん意識しながら時間と戦う毎日でした。
NPO法人とは、Non Profit Organization で、非営利活動を意味しています。
身近な課題に対して地域に貢献している人たちの存在をはじめて知りました。
平たく言えば、社会に役立つ活動を会社を作ってまでする人たちです。
彼らは手弁当で親身になって自分の力を使っていました。
出会う人たちは、皆、熱い思いとキラキラした眼を持っていました。
結婚前に働いていた職場は上下関係に厳しく、型にはまった仕事だったと今は思います。
新しい世界を見ることができ、「こんな人たちがいるとは知らなかった」と新鮮な感動がありました。
皆様もNPOで活動する人達とも話ができたら、彼らからエネルギーもらえるかもしれません。
地元の課題について聞くことで、関心が高まることもあるでしょう。
異業種交流会で世界を広げませんか
「異業種交流会」と言うと、ビジネス的なイメージが強く、少し敷居が高いかもしれません。
でも、主婦の方のスキルや経験は、誰もが快適に暮らすうえで必要としているものと言っても過言ではありません。
一歩踏み出して行動することで、世界がぐっと広がるはず。
私はNPOの世界に入って世界が広がりました。
異業種交流会で様々な職業の方と話すことは、変化が生まれる良い機会だと思います。
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